兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所
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芦田の住まいづくり(A-Style)

芦田の住まいづくり

(A-Style)

住まいづくりへの想い

人の暮らしを山や森にある身近な素材を中心に描いてみると、そこで経過する時間は皆様の生活に「馴染む」と表現するのがぴったりです。 それは見た目から感じること、香りから感じること、手触りから感じること、など様々な感覚にうったえ掛けてきます。感覚を豊かにすることは、生活や感性を豊かにすることです。

私達の生活は工業製品に慣らされていて、その均質さが当然であるかのようです。もし、それが当然とお感じの場合は少し感覚を取り戻す必要があるかもしれません。

木の家に住まうこと、可能な限り自然に近い素材が継続的に利用されることが、住まいづくりのスタンダードであって欲しい。 そのために素材の良し悪しをきちんと把握し住まい手の皆様に、ご理解頂けるように説明し、行動できることも私達の能力です。 そして、そこに住まうご家族の健康に寄与するために暖かな住まいを提供することも忘れてはいけません。

誠実に丁寧に、そして楽しく、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所の住まいづくりへの想いです。


芦田の住まいづくり(A-Style) 

大事にしていること

あなたが住まいに対して求めることは何ですか?
細かく挙げると、きりがない程ありそうですね。

私は、「安心安全」「住み心地」この2つのことを大事にしプラスαで「性能」は当然のようにある基準をクリアできるように
住まいづくりに向き合っていきたいです。
そして皆様にも、この2つ+αの内どれ一つ外さずに、住まいづくりに取り組んでいただきたいと思います。
又それに加えて、「楽しさ」が加われば最高の住まいづくりになると思います。
楽しさは、私どもとのコミュニケーションによって培って頂くものや、住まいが出来上がっていくワクワクから湧き上がる
ものなど、とにかく心配で仕方が無い状態では楽しさなんて感じるはずもありませんので不安を極力減らすことから、「楽しさ」を
感じて頂けるように努力致します。


2つのこと+α

  • さて、ここからは当事務所が住まいづくりにおいて大事にしている2つのこと+α、について触れていきたいと思います。


「安心安全」とは、住まいが出来てからの安心安全もありますが、その過程においても安心して住まいづくりに向き合って頂けるようにサポート致します。そのため、工事中は住まい手となる皆様にも現場に足をお運び頂きたいですし、分からないことは、なんなりとご質問いただき、それにお答えすることで、皆様の安心につなげて行きたいと思います。

写真は、住まい手の皆様にはあまり馴染みが無いかもしれません。何故なら、工事が済んでしまえば全て壁の中の見えない個所になってしまうためです。見えないと言うことは分からないと言うことです。分からないをそのまま済ませると不安になります。安心安全のために、分からなくなる部分は、きちんと確認して記録に残しておくことです。目に見えない地味な作業も私どもの仕事の一つです。


「住み心地」とは、家に居る事が快適であること、それを実現させる材料の一つとして国産木材の活用があります。(何故、国産木材なのか?の説明は長くなるため別の所で、お伝えしたいと思います。)

写真は、国産木材の活用に当たり、木配り(きくばり)と呼ぶ作業をしている様子です。これは、皆様の住まいに用いられる木材を加工前に1本1本全部、表情を眺め、どの材料をどの場所に、どの向きに使うか図面と見比べながら決めて行く作業で、料理に例えると調理前の下ごしらえ、と言った所です。木の表情がより良く感じられるのは、このような作業を施しているためです。住まい手の皆様や木への気配りと言い換えても良いと思います。


「性能」とは、地震や台風などに対する耐震性を確保すること。温熱環境や気密性を向上させることで、住み心地にも貢献し、構造躯体の耐久性を上げることが出来ます。数字だけが独り歩きする住まいづくりは意に反しますが、目安としての数字は持っておきたいと思います。但し、ご予算により対応できる範囲が変わりますので、都度その数字は変わります。高い性能を要求される方は、材料や手間が増える分、それなりのご予算が必要になります。

写真は、断熱材を施工した際のものです。断熱材がある部分と無い部分での温度の違いをサーモカメラで撮影しました。
未だ施工中の夏に窓を開放した状態での計測です。断熱施工された壁面で36.5℃、窓の外にあるスチールの足場は48.4℃と室内外で大きく温度の差があることが分かります。
きちんと断熱材が施工されているか否かも性能に起因しますので、非常に大事なことなのですが、未だに「きちんとした施工」を理解できていない設計者や施行者が多いのも事実です。


「楽しさ」をどのように表現すれば相応しいのか難しいですが、正直なお子さん達の表情から、その一端をご覧頂けると思います。
住まいづくりが終わってから訪れても、未だ皆寄ってきてくれます。但し、お年頃になると、ちょっと照れ混じりながら対応してくれているのが分かります(笑

住まい手の小さなお子さんとは、不思議と仲良くなるのがはやい芦田です。
打ち合わせ段階から何度となく顔を合わせている内に興味を持っていただけるみたいです。
中には「将来、建築家になりたい!」と言っているお子さんもいらっしゃいます。