つくる責任 つかう責任
■ 目指すゴールと当社の活動の関係
日本では、住宅内の事故で亡くなる方の数は交通事故で亡くなる方よりも多いと言われ続け、もう何十年も変わっていません。これは日本の住まいには段差が多いことや欧米に比べかなり低断熱であることが原因の一つとも言われています。またそのような住まいではエネルギーが無駄に垂れ流しの状態になります。又、昭和56年以前の建物では耐震に関する基準が甘かったため耐震性にも乏しいと言われています。住宅が余っていると言われる現代において、県下では数少ない「住宅医」と言う資格を有する設計事務所として、又丹波市の耐震診断員としての活動からこのような木造住宅の質の向上に貢献し、良質な住宅環境を構築し、そこに生活する人々の健康増進に貢献することが良質な社会的インフラをストックすることと考えた。又住宅のみにとどまらず同様の対策を非住宅の建物にも施すことで良好な社会資産の継承にもつながると考えた。
■ 達成に向けた 具体的な取り組み内容
【概要】
古い住宅の断熱化と耐震化を通じた良質な社会インフラストックへの貢献
同様に非住宅にも対策を講じることで良好な社会資産継承への貢献
【詳細】
古い住宅及び非住宅の欠点である低断熱状態やバリアフリー化を改善及び促進することは、そこに暮らす人々の家庭内事故の抑止や健康増進にもつながり、強いては長寿命な住まい及び省CO2へと繋がります。同様に耐震性の低い状態を改善することも、現在だけでなく、その建物が長く使われる上では必須であり安心材料にもなります。当事務所では工事コストを抑え易い耐震改修手法を用い補助金活用も併用します。又資源の乏しい日本において有効な資源の一つである国産木材を中心に活用しながら、それらの実現を行います。
2030年までにおよそ20棟を目標としています。
「住宅医」は、このように問題を抱えた建築物を総合的に調査、診断、改修設計、施工、維持管理に関する総合的な知識を備えたスペシャリストです。住宅版の町医者のごとく、的確な判断により住む人、使う人が安心安全に建物を使い続けることをサポートします。