地震保険
その後も被災地建築士会の方から報告が入ってきています。詳しくは下記をどうぞ。 日本建築士会連合会青年委員会 http://kenchikushikai-seinen.org/
さて、今回の地震でも少し取り上げられていますのが地震保険です。
地震によって被害を受けた居住用の建物や家財に対する保険ですが、建物は最高5000万円、家財で最高1000万円の保険金が出ます。
加入条件としては必ず火災保険と一緒に入らなければならないと言う事ですが、阪神大震災に見舞われた兵庫県の加入率は東京や静岡などのそれ(25~27%)に比べると意外に低く15~16%程度。
全損と認定されなければ満額の保険料が出なく、個々の判断により認定のされ方がまちまちなど阪神大震災時にも問題となった点も多く、地震保険に入るくらいなら建物の耐震性を上げるほうがよっぽど効果がある、と言った話も出た程、少なくとも兵庫県ではさほど評判の良くない点が加入率の低調さに表れているのか?とも思いますが
かく、言う私の家も地震保険には加入しておりません。
地域や建物の構造により保険料もまちまちですが、さて、この保険、何を目的に入れば良いのか?
実際保険屋さんにも、その話をぶつけてみましたが明確な答えは返って来ませんでした。
家財を守る目的で入るくらいの感覚で入られる方が良いのではと言う感じでしたので、実際の所そんな感じなのでしょう。
この保険で又家が建てられる事を期待すべきかどうかは個々の判断となりそうです。
只、今回の政府判断では個々の対応でなく酷かった地域を、その地域一体の建物が全損したと認定して保険が支払われると言う事だそうで、もしそれが本当の話しなら認定に掛ける時間をよりスピーディーに解決する良き判断で無いかと思いました。