兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

Blog

兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

天井が無い

お金が無限に掛かることを同様に「天井が無い」
と表現することもありますが、ここで言う天井
が無いとは物理的に、本当に天井を張らないこ
とを指します。

当方の住まいづくりでは、木の梁を見せるため
に特に1階には天井が無い部分が多くなります。
昔の家も同様でしたが、今は電気が必要なので、
そのための配線が必要になります。

天井があれば、その天井裏で電気配線出来るの
ですが、当方の住まいづくりでは、それが出来
ません。しかし2階の床下に電気の配線が出来
る程度に空間をつくって、そこに配線すれば梁
の見える家でも電気配線が可能になります。

即ち、2階の床は二重床になっている訳です。
オフィス建築でも床下にOA配線するために二
重床にすることがありますが、それと同じよう
な感じです。

と言う訳で、今回の写真は、その二重床をつく
りかけている写真になります。一層目は分厚い
構造用合板で水平力を伝達する役割を担い、そ
の上に床板を受ける根太を転ばします。そして
仕上げのフローリングを張るための捨て板を張
って、杉のフローリングで仕上げる予定になっ
ています。

電気配線は、転ばし根太の部分に這わされてい
きます。写真は、未だ電気配線が途中の状態で、
電気屋さん多忙に付き、大工さんは他の部分か
ら進めておられます。