高校野球と・・・
春の選抜高校野球も東海大相模の優勝で幕を下ろし、次は夏の甲子園へと球児達の目標もリセット。次こそは被災地の高校にも少しでも長く甲子園でプレーして頂ければと思います。 ベストセラーとして今も売れ続けている、通称「もしドラ」(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら)、表紙の挿絵があまりにも萌系なために、私達のようなおじさんが書店で手に取るには少し恥ずかしい本で、内容的にはかなり出来すぎな話しなのですが、そこが本題ではないと思いますが
この中で、高校野球にとっての顧客は誰かを追求しています。
観る人に感動を与え・・・とありますが今年の選抜ほど記憶に残り、感動を与えた大会はなかったのでは無いでしょうか、まともに通して観れた試合は無かった のですが、ダイジェストで観ているだけでも訴えかけるものが大きな大会でした。
選手の皆様、ご苦労様でした、そして3年生にとってはいよいよ、最後の夏の大会を目指して悔いのない練習をし、そして全力でプレーして下さい。
しかし、選手達は感動を与えようとしてやっている訳では無く、自分達に与えられた機会を生かし、少しでも上を目指してプレーしているに過ぎません。
ですので、マスコミが過度に飾りたてるのでは無く、フラットな立場で取り上げて頂く事も必要なのではないでしょうか?
これは何も高校野球に限った事では無く、被災された方々、救援活動をされている方々、ボランティアに励まれる方々、そして今も原発で必死に作業に関わっておられる方々皆様もヒーローになろうと思ってやっている訳では無く、何とかしなければと必死になっておられる姿であります。
虚飾を加える事無く、事実を伝える事、それが報道に与えられた機会だと思います。