安全性を考える
「山の安全性」
昨日のJR福知山線の事故から丸1日経った今も現場では復旧作業が続いています。私達は天災、人災、場所、シチュエーションに係わらずいつこのような危険に遭遇するとも限りません。
これを期に、住まいづくりに携わる立場として関係の深い分野の安全性について時折触れてみたいと思います。
昨年、次々と日本に上陸した台風から、おおよそ半年が経過しました。都市部ではその記憶もすっかり薄れていることでしょう。写真は昨日撮影したものです。猛烈な北風にあおられて根張りの浅い木々がなぎ倒されています。林道の整備もされていないため約半年経過した今も手がつけられず、そのまま放置された状態です。山の所有形態は分かりませんが適切な間伐もされておらず、決して健康な山の状態とは言えません。間もなく梅雨がやってきます、雨が続くと地盤が緩み、土砂崩れによる二次被害も考えられます。私は生活の身近な所でこの状況を目にするので深刻に受止めざるを得ないのですが、改めて山の状況を見て頂き、どのようにお感じでしょうか?