新年明けましておめでとうございます
三が日も過ぎ、早くも今日は4日となりました。
少し遅めのご挨拶となりますが本年もどうぞ宜
しくお願い致します。
村の公民館主事と言う役を仰せつかっているた
め、元旦はその行事である元旦マラソンの出役
でゴール当番をしておりました。私も最後尾か
らついて回る予定でしたが、万が一の場合に備
えゴール待機と言うことで、新年の初のウォー
キングは当日の午後から個人的に歩いておりま
した。
さて、今年の目標として「18 & 1.0」と言う数
字を掲げたいと思います。「18」はWHOが住
まいと健康に関するガイドラインの中で提唱す
る人が健康に過ごせる冬の室温18℃のことです。
冬の室温が18℃以上あれば呼吸器系疾患や心血
管疾患のリスクが低減できると確認されていま
す。又、室温差が少なく各部屋で安定すればヒ
ートショックのリスクも低減できます。私が関
わらせていただく皆様のお住まいは少なくとも
そのようなリスクを出来るだけ減らせることが
出来るように努めたいと思います。
そして、もう一つの「1.0」と言う数字は耐震診
断の評点のことで、一応評点が1.0以上あればあ
る程度の安全性が確保できるとされています。
私がこれまで診断せていただいた昭和56年以前
に着手された古い住まいの中で、この評点1.0を
超えた家は一つの例外を除いては1件もありませ
ん。
どうせ地震なんてこないだろうと油断していた
所に昨年の元旦には能登で大きな地震が起こり、
沢山の方々が被災され今も再建されることもな
く未だ仮住まいの方が多くいらっしゃいます。
これまでに診断させていただいたお住まいの数
は未だ40棟前後と数少ないですが、見る限り、
どの家も同じような造りですので決して他人事
ではありません。
そしてその殆どが評点0.2~0.4程度です。一応
安全とされる評点の半分の耐力も有していない
と言うことです。理由として、この頃のお住ま
いは四つ間と呼ぶ和室が四つ、田の字型につな
がった間取りゆえ、耐力を負担すべき壁が少な
いと言えます。
このようなお住まいを一つでも減らし、いざと
いう時にやっておいて良かったと言えるお住ま
いを唱える活動を今年も続けていきたいと思っ
ています。
他にも目標にしたいことは幾つかありますが、
又別の機会にしたいと思います。