兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

Blog

兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

換気

82cf1de6.jpg

今日は、一般的な自然換気のお話をします。

 

「換気してっ」って言われた時あなたならどうしますか?窓を開ける、換気扇を回すと言うのが一般的でしょう。けれどもこれでは空気の流れは一方通行で効率のいい換気にはなっていません。また換気扇はその周囲の空気しか排出できず、部屋全体の空気を動かす事は出来ません。

 

でわ、どうすればいいのか、

 

効率のいい換気について説明します。例えば特に冬場、御風呂場の窓や食堂の窓(特にカーテンを吊るしている場合)が朝になっても水滴でボトボトの状態じゃあないでしょうか?換気不良や結露の水なのですが、これを放っておくのは汗をかいたままのシャツを濡れたまま着替えもせずに着続けているのと同じで、家が風邪を引いてもおかしくありません。

窓を開けるのは半分正解なのですが、もう一つ注意して欲しいのが空気の流れる道をつくって欲しいのです。つまり窓が空気の出口だとすればその入口に当たる部分をつくって欲しいのです。御風呂場なら入口のドアと外部に繋がる窓を開け空気の流れ道をつくる。部屋の上のほうに窓が無い場合はついでに換気扇も回してもらうと言った方法が効果的です。また食堂なども石油ストーブよりもエアコンや輻射式の暖房器具にしてもらえば随分と結露は減るでしょう。(但し、別の問題として電気代のアップや、窓を開ける事によって防犯性が悪くなると言った事も考えられますので一概にいいとは言うつもりはありません。)

我が家では一番最後に御風呂に入った人が浴槽のお湯を抜き、窓を開け換気扇を回し入口のドアを半分ほど開けて換気に気をつけています。こうする事で次の日、浴室内はカラッと乾いていますよ。