測定結果発表
先日の見学会が終わってから、 竣工写真撮影の日までの間、
温熱測定の機械を設置させて頂きました。
期間にして1月22日から26日の間です。
雪が降り寒い期間に、これをすることは非常に
意味のあることなんですが
言い訳になるかもしれませんが、
この住まいは4年前に設計を済ませています。
訳有って工事時期がずれてしまったのですが、
断熱などの仕様は予算の関係もあり
当時のまま変える事が出来ませんでした。
但し、気密層は確保しています。
その当時のグレードと言う前置きを
させていただいた上で温熱測定結果を
発表させていただきます。
測定期間中、作業などのために建物に
人が入る時間はありましたが、それ以外は
未だ入居されていないために無人の
状態でニュートラルな状態と言えるでしょう。
1枚目が測定データです。
小さすぎて見えませんね。
縦軸(青囲み)が温度湿度を示し
1本目から10、20と10刻みの罫線です。
横軸(赤囲み)は日時の経過です。
計測開始が1月22日の夕方4時頃から
計測開始だったと思います。
見学会時はエアコンを作動させていましたが
翌日の昼ごろに掛けて徐々に温度が下降し、
7℃くらいまで下がりました。緑丸あたりです。
そこから又温度が急に上がるのは人が入って
作業をしたのか日が射して暖かくなったのかは
不明ですが、急に上昇している所を見ると
誰かが作業の為に建物に入りエアコンを
稼働させたのかな?と判断します。
横軸の1本目の縦線が1月23日、
次の縦線が24日です。
一番、参考に出来るのが
3本目と4本目の縦線の間、つまり1月25日ですが、
室内最高室温8℃程度、最低室温6℃程度、
屋外最高気温6.7℃、最低気温-3.7℃
最高温度こそそんなに差はありませんが、
最低温度は屋内外で約10℃の差があります。
生活が始まれば、もう少し温度の下がり方の
カーブが緩やかになり、潜熱や蓄熱の影響で
最低室温も上がることが想像されます。
又、現在の当方の仕様になれば
もう少し差が出ることと思います。
参考までにPDFデータが下記です。