住まいづくりを振り返る その7
振り返るシリーズ もようやく着工へと進みました。 棟が上がると建物を雨から守るための屋根工事へと進みます。
室内側は、しっかりとした断面の垂木を細かく並べて屋根面強度を確保すると共に意匠的にもこのまま見栄えのする現しの骨組みとなっています。
そして壁は構造断熱性能の精度を高めるためにパネル工法を採用しました。
パネルの内部一杯に断熱材が充填されこれが、このまま構造体にはめ込まれる事から、現場で職人さんが断熱施工するよりも遥かに断熱に対する精度が高まります。又断熱材は、このパネルの中でフィルムに包まれていることから内部結露に対しても有効に性能を確保できます。
又外壁のモルタル下地はこのような状態で躯体との間に厚み21㎜の通気層を確保しています。一般に壁の通気層は厚みで、およそ20㎜程度確保しておかないと通気効果が低下すると言われています。
内部では工事中は少し面倒な大きな吹抜ですが、完成した時の効果は既に実証済も工事の一空間として進められています。
そうこうする内に、季節は10月中旬を迎え、工事もクライマックスへと近付くのでした。