無いなら、どうする?
ウッドショックにより米松やSPFと言った構造材の主力である
木々が入らなくなり久しく経ちました
外材が入らないのなら、国産の木でいいやん
と言うのは当然の流れですが
所が、これまで国産材の需要はたったの3割しかなかったのです
その3割の需要に応える体制で取り組んでこられた
日本の林業ですので、急に供給を増やせと言われても
そんなの出来る訳がありませんし
今、供給を増やせと言ってきている人たちは
この危機が過ぎれば、又再び安い外材に戻るのは
目に見えています。
山側も、そのようなことを、お見通しと思います。
今、日本の山には戦後の拡大造林により人工的に植えられた
杉や桧が沢山存在します。
しかし燃料構造の変化などによって、山の価値が低くなると
山には人の手も入らなくなり手入れもされずに放置されている山も
多くなっています。
木は50~60年も経つと二酸化炭素を吸収する能力が
衰えるため、切って次の生かし方をしてあげるのが
理想の姿なのですが、さて今回の出来事が
どのように作用するのかが気になる所です。