地盤調査
先週図面がUPした「薪ストーブが似合うかわいい家」(前かっこいいよりかわいい家)は現在、見積り真っ最中のはず。
今日は地盤調査の立会いに現場まで、木造住宅のような比較的重量が軽いとされる建物ではスウェーデン式サウンディングと呼ばれる調査方法が、頻繁に採用されます。
名前の由来はスウェーデンの鉄道敷き工事の前に行われる調査の方法からこのように呼ばれているそうです。
写真のようなスクリューポイントと呼ばれる棒の先端に付けられた錐状の部分が回転しながら地面深く掘り進んで行き、地盤が硬ければ硬いほどスクリューポイントが進まないので機械の方も必死に回転するために、深さ25cm掘り進むのに何回転したかで地盤強度を測ろうとする調査方法です。
こちらの地盤はかなりしっかりと締まっているようで深さ10mくらい進んでも自沈する事はありませんでした。
自沈とは軟らかい地盤の場合、力を加えなくても勝手に沈んで行く事です。
写真のように鉄の棒はどんどん地面の中へ消えていきますので
ねじ式になったロッドを継ぎ足し継ぎ足しでどんどんと深くまで調査が出来ると言う訳です。
しかし、深く刺されば刺さるほど抜くのに手間が掛かるのですが、テコの原理を利用した引き抜き用の工具で、このロッドを難なく抜いちゃいます。
ちなみに、地盤の硬さはこの調査で把握できるのですが、実際の地質がどのような地盤なのかは、ロッドが地面に入っていく時の音で聞き分けるとの事ですが、しかし音で地質を把握するには、ある程度経験も必要です。
ジャリジャリ、サラサラ、ガリギリなど結果表にはこのような擬音が書き込まれており、音で聞き分ける事からサウンディングと言う名前が付いていると言う事です。