緑のカーテン
週末、「的形の家」の半年点検に伺いました。
初めての夏、車を停めると元気なお子さんの声が聞こえてきました。
相変わらずみんな元気なようです。
インターホンを鳴らすと皆が一斉にお出迎えしてくれて、夏休みの宿題に「家を作ってん」と言って見せてくれました。
なかなか立派な家です。入り口、窓そして外構もちゃんとつくってあり車もおいてあります。
将来、大工さんになろうか?設計士になろうか?と小学生になったばかりのお兄ちゃんが、もう職業選択の志が芽生えられているようで、設計した立場としてはこの住まいづくりでお子さんにも大きな影響を与えていた事を考えると、身の引き締まる思いですが、何を隠そう自分自身も同じような境遇でこの道に進みましたので、改めて家づくりは単に家だけをつくる行為では無いと言うことを実感した次第です。
予算の都合で手の回らなかった植栽工事もご自分達の手でかなり感じよく育てられて、緑のカーテンが出来つつあります。もう少し夏が続けばこのカーテンが完全なものになり、室内の温熱環境にも貢献してくれると思うのですが、今年は早、秋の気配。
来年はゴーヤに挑戦でしょうか?
竣工当初は四つ目垣のみでしたが、このようにアサガオやフウセンカズラなどが元気良く上を目指し伸びています。
庭の片隅に植えたハナモモには何と小さな実がついていました。
おやっ、ハナモモなのに実が?と思ったのですが、どうやらこの実は食べられないそうです。
肝心な点検の方は、建具関係の微調整項目が数点あったのですが、即対応していただく事が可能な内容でした。
室内温熱環境の改善には窓の内側よりも外側に簾や縦簾などを吊ったり、立てかけたりするのが有効な方法です。もちろん植物によって窓の外側に緑のカーテンを設けるのも有効な方法です。