ルーフバルコニー
先日、芦田さんの所ではルーフバルコニーは されないのでしょうか?
と言うお問い合わせを頂きましたので、
少し解説させていただきます。
雨や雪の多い地域でのルーフバルコニーは
水が漏る可能性を高めてしまいます。
地域の方達も、その点を良くご存じだと思いますので、
ルーフバルコニーの、ご希望は出てきません。
では、どのようなメカニズムで漏るのでしょうか?
ルーフバルコニーとは屋上を生かしたバルコニーですので
必然的に雨や雪を溜める構造となります。
雨は降水量が少なければ、きちんと排水されますが
しかし降水量が多くなると排水が追い付かなくなり
オーバーフロー若しくは風向きによっては
防水層を超えて躯体との間に入ることもあります。
又、雪の多い地域では
下図のように防水層の立ち上がりよりも
多く雪が積もると、溶けだした水が防水層と
躯体との間に入り、水が漏るような現象を起こします。
従って、我々の住む地域よりも北側では
ルーフバルコニーの家が少ないと言えます。
仮にルーフバルコニーを設けるにしても
直上には屋根があるべきだと思います。
写真はルーフバルコニーではありませんが、屋根上の物見台の模型です。 天窓を開けると、直接ここに出られるコンセプトです。
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◆ 編集後記
以前、ここで紹介しました「火山のふもとで」と言う
小説も、残す所僅かとなりました。何だか、どんどん
はまっているのですが、終わりを迎えるのが惜しいけど
最後はどうなるの?と言った感じで最後の50ページほどを
一気に読み進めたいと思います。
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