兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

ルーフバルコニー

先日、芦田さんの所ではルーフバルコニーは されないのでしょうか?

と言うお問い合わせを頂きましたので、

少し解説させていただきます。

雨や雪の多い地域でのルーフバルコニーは

水が漏る可能性を高めてしまいます。

地域の方達も、その点を良くご存じだと思いますので、

ルーフバルコニーの、ご希望は出てきません。

では、どのようなメカニズムで漏るのでしょうか?

ルーフバルコニーとは屋上を生かしたバルコニーですので

必然的に雨や雪を溜める構造となります。

雨は降水量が少なければ、きちんと排水されますが

しかし降水量が多くなると排水が追い付かなくなり

オーバーフロー若しくは風向きによっては

防水層を超えて躯体との間に入ることもあります。

又、雪の多い地域では

下図のように防水層の立ち上がりよりも

多く雪が積もると、溶けだした水が防水層と

躯体との間に入り、水が漏るような現象を起こします。

従って、我々の住む地域よりも北側では

ルーフバルコニーの家が少ないと言えます。

仮にルーフバルコニーを設けるにしても

直上には屋根があるべきだと思います。

ルーフバルコニー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

物見台写真はルーフバルコニーではありませんが、屋根上の物見台の模型です。 天窓を開けると、直接ここに出られるコンセプトです。

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◆ 編集後記

以前、ここで紹介しました「火山のふもとで」と言う

小説も、残す所僅かとなりました。何だか、どんどん

はまっているのですが、終わりを迎えるのが惜しいけど

最後はどうなるの?と言った感じで最後の50ページほどを

一気に読み進めたいと思います。

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