防音と断熱と
中々、暖かくなる気配が見えませんが、それでも季節は移ろいます。 ここ丹波では昨日、今日の2日間に渡り、三丹一の厄除祭が柏原町で行われ、寒さのピークもこの頃までだと言われています。
私も、高校最後のこの時期に厄神さん(地元ではこのように呼ばれています)の駐車場整理のアルバイトをした思い出がありますが、あの時も雪が振り、とても寒かった経験は今でも記憶に残っています。
そして、今朝も現場へ向かう時間帯には雨が雪に変化していました。
そんな中でも現場は進捗しています。少し間が空きましたが、目に見えた進捗が感じられる工程から次の工程へと移ったために、暫く更新を見送っていたのですが、屋根の板金も葺かれ、内部では断熱施工の段階へ
断熱施工がまずい現場を見ると幻滅しますし、逆に綺麗な施工を見ると、又頼みたいと思います。職人さんの技術差や知識差を埋めるための工法もありますが、コストもそれなりに掛かります。
又、折角綺麗に断熱材が施工されていても、設備工事でそれらを荒らして手直しが、されていないのも幻滅します。一番神経を尖らせる部分かもしれません。
今回この住まいにはピアノ教室があります。しかし周囲には既にお住まいの方々が多くいらっしゃることから、出来るだけ窓は少なめにして、防音への配慮はしっかりして欲しいとのご要望でした。
壁の厚さは限られていて、その中で出来る事と言えば、既知の方法もありますが、断熱と防音を兼ねたセルロースファイバーを吹き込む方法を採用しました。比重の重いセルロースによって吸音させようと言う狙いですが、それだけには留まらずの方策を試しています。次週には、その吹込みがされると言う事で、それが施工されれば又違った空気感を感じる事でしょう。
徐々に形が見えつつある現場も、これからは仕上げの工程に入ってきます。
細かな指示図面があちらこちらに貼り付けられた現場も面白いものです。