「縁望の家」を振り返る その3
さて、今週末のオープンハウスを控え、振り返りシリーズは着工編です。 てこずった建築確認申請などの書類事でしたが2月中に何とか交付され3月、無事着工へ向けて動き始めました。
まずは建物の位置を出すための地縄張り、方位に従い建物を配置したために、敷地と平行な部分がありません。
位置が決まれば、基礎工事ですが、その間にやらなければならない事が
新築では大事な「選木作業」
木の家は如何に木が綺麗に見えるかが勝負。と言って、節の無い綺麗な材料ばかりを使ってしまっては、値段もボンと跳ね上がります。
ですので、同じ等級の材料の中で如何に見せるか、隠すかの作業をする訳です。
大きな一括りの材料一通り全て目を通し、○△× を付けていきます。×印の物は使わないのでは無く、見えない壁の中に隠れる位置で使います。
△が付いた物は、○を優先的に使い、それでも足らない場合、△の中から使えそうな物を選ぶようにした物です。
そして、○と言いながら何も印は付いていませんが、ご覧のように綺麗な材料は優先的に目に見える位置に使う柱です。
そして、こちらは梁。今回は杉と桧を適材適所に使い分けています。
そのように下ごしらえされた材料がいよいよ、お目見えしたのが上棟の日です。
平成25年4月18日、無事上棟。
この辺りでは風習として、竹と共に、ご覧のような長い吹きさらしが風になびき、上棟した事を表現するそうです。
振り返りシリーズも、後少しとなってきましたが、次回は大詰めに差し迫って参ります。
オープンハウスの詳細は こちら からどうぞ。