価値観
住まいづくりにおいて、住まい手と造り手が価値観を共有しながら、物事を進める事は非常に重要です。 あなたに任せたと、一方的に価値観を背負わせるやり方もあるでしょうけども、そんな方は極、稀。
大概の方は、払う大金にみあう慎重さをもって住まいづくりに望まれます。
そこで難しいのが、価値観の共有なのか、はたまた価値観の押し付けなのかのボーダーライン。
私の場合、あまり強く押し付ける事はしていないと思っています、むしろ説明して納得してもらいながらの進行だと思うのですが、それでも大脱線が目にみえそうな場合は、引き戻すために強く、発言しないといけないケースもあります。
例えば、建物の外壁の色。
住まい手の自由なのだからと、好きな色を選ばれたとします。しかし、建物として使って相応しい色、そうでない色があったり、経年劣化で見るに忍びない変化をする色など、注意点が幾つかあります。
その枠から外れそうな場合、私は必死に引き戻そうとします。
これが、押し付けと受け取られるなら、それまでなのですが、多くは完成形と将来を予期し、より良き方向へ導くためです。
前記は、ほんの一例ですが、価値観とは難しき事でもあり、探りあいながらの作業です。
押し付け、一方で何も発言ができないのなら、その組合せは間違っているのだと思いますので、別の選択をされた方が良いでしょうね!