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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

合併1周年

本日も御訪問有難う御座います。

今日から11月ですね。ここ丹波市も合併して1年が経ちました。さて何かいい事あったのかと振り返れども思い当たる事は何もなし・・・これは悲しい。

逆に良くない事は沢山目が行く、市町民税、健康保険、軒並み大幅UP、人間悪い方にはすごく目が行くので例え、それと同程度の良い事があったとしても絶対に悪い印象の方が頭を支配するはず。

おまけに今朝の読売新聞丹波欄にはこのペースで行くと2009年度には財政再建団体に転落とか・・・御先真っ暗、丹波市となるのでしょうか?

紙面では市の財政当局は地方交付金の減少が大きな原因と語っているようですが、市民の声は合併前の各町の駆け込み事業が大きな原因としています。

又、若者定住施策も旧郡時代からの課題でもあるようですが、さて若者に定住してもらうための魅力は?仕事は?と課題山積のように思うのですが、私が以前にモデル住宅の設計で関与させて頂いた青垣町応相寺団地の開発も当初は小学校区の児童減少打開のために比較的若い夫婦層の定住を目指して開発されたと聞きました。

その後、ここを訪れると、どうでしょう、住人の年齢層は不明ですがどちらかと言うと当初の目的は的を外している様に感じますし、随分と統一感のない家並みが目に付きます。

田舎家、ログ風、フランチャイズビルダー仕様の家、さながら垢抜けない住宅博と言った所、確か使用する建材や色についての取り決めはありましたが、てんでバラバラと言った感じに少しげんなりしました。その下に建つ昭和設計の賃貸住宅郡が結構いい感じに出来ているだけに、上と下の差が目に付いて仕方がない、このように調和を意識したい場所への建築について、住み手の意識も必要ですが造り手が、もう少し考えないと、どうしようもないのですが、これはいつも思う事。

それはそうと家並みだけでなく、もう少しセンス良くスリムに運営される行政の動向に期待し、何とか暮らしやすい丹波市である事を願います。

ふだん思うことはあってもなかなか口にする事のない政治関連の話でしたが、合併1年を期にまあたまには思うことを書いてみようと少し記してみました。