住まいの真中
少し、間が空いてしまいましたがやっと更新です。
さて、前回は住まいの真中について考えてみましょうと言う事で終わっていた訳ですが、皆さんは「すまい」の真中って何処だと思いますか?
?
分かりませんよね、だって答なんて無いんですから、只敢えて答えるとしたら「ま」では無いかと私は思います。
いや、別に子供のなぞなぞ遊びをしている訳では無く、「ま」とは「間」と言う字に直してみると御分かり頂けるかも知れませんが、「間」は「空間」の「かん」、「時間」の「かん」、あるいはそのまま「あいだ」等とも読みます空間や時間の箱の中に生活が盛り込まれ、人と人との間、つまり家族関係によって喜怒哀楽と言う感情が生まれる、そんな「ま」が築かれるのが真中なのかなあ?って思っています。
あまり上手い説明とは言えませんが、国語の授業では無いので、ご容赦下さい。^^)
さてここからが本題。写真はすまいの真中に台所を配置した一例です。目の前にある良景を望みながら、上部が吹きぬけた住まいの真中にあるこの位置は「おーい」と声を掛ければ、皆に届き、住まいの中を移動する際には常に目に入る、扇の要、司令塔とでも言うべき、非常に開放的で求心力を持つ場所でもあります。孤独になりがちな家事労働の心の支えになるべく、流し台前の少し立ち上がった壁の向こうにカウンターを設け、会話を楽しみながら作業が進められるようになっています。