身の丈サイズのわくわく空間
さて、前回の続きです。身の丈サイズのジャストな空間に心惹かれませんか?と言う話でしたが、実際にあった話をしてみます。
あるリフォーム工事後の見学会での話ですが、写真中椅子の左に小さな建具が付いているのが御分かり頂けますでしょうか?
この戸の向こうには屋根裏収納があります。広さにして3畳程度、一番高いところで1.5m程度の屋根勾配に沿った天井が貼ってあるスペースですが大人ではとてもじゃあ、ありませんが真っ直ぐに立って歩けるスペースではありません。所が小学校低学年程度までの小さなお子さんにとってはジャストサイズの空間です。
それで、見学会の時にこの戸を開けておくと不思議と吸い込まれるように小さなお子さんは喜んでこの中に入って行きます、あまりにもみんな同じ様な行動をとるので、終いにはこちらが、その様子を観察して楽しんでいる次第でした。
でも、これ中に閉じ込められたまま戸を閉められてしまうと真っ暗闇の恐い空間へと変わり、大きくなっても暗くて狭い所に怯えるトラウマとなる事も考えられます。
この頃の楽しさと恐さって紙一重なんでしょうねー?
さて次回は、具体的に、このジャストサイズの空間をどのように住まいの中に取り入れられるかと言う事を考えてみます。