大公開!
先日から公開をはじめた八千代町の家の続編です。今回からはいよいよ母屋の内部を公開します。
母屋と離れを違和感無く一体化するために住まいの外壁を木で覆い連続させ、母屋のルーフバルコニーは細い縦格子によりテスリの機能と太陽熱温水器のパネルをやわらかく隠すための目隠しと言う二つの機能をもたせました。
また、増築部の大きな片流れの屋根はすぐ東側にある(写真向って右手)隣家への圧迫感を軽減するための配慮と屋根の形状を生かし、立体的に空間を利用する事で生まれる
収納スペースを確保するための形状です。
既に整えられていた母屋南の庭やアプローチにぴったりマッチする木の外観は、次第に色も整い、更に落ち着きを増する事と思います。
持山でとれた桧のフローリングは少量ではありますが無節の物があり、数量を計算した上で母屋や増築部の廊下に使用、非常に上品で高級感のある感じに仕上がりました。またLDKスペースは既存の鉄骨の柱が室内に居座るために杉板で囲い込み木の柱のように表現してみました。天窓も木枠にポリカーボネート版を嵌込み旧ガラスブロックを透かせました
3段目は改装した母屋の玄関から廊下を通しリビングを見通した写真で、改装しない部分との取合いの納め方に配慮する事で違和感無く仕上がりました。
最下段は北と東の中庭に開口を持つダイニングスペースで既存の天窓との相乗効果で明るく風の通る空間となりました。