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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

省エネ設計の礎

これからの住まいづくりに於いて、省エネ設計は必須となります。

省エネ設計と言いましても自分が楽をするという意味での省エネでは無く限りあるエネルギーを如何に抑えて生活する事が出来る住まいを設計すると言う意味です。

そこで、この設計手法の礎となるのが住宅性能表示と言う考え方です。
この制度自体は平成12年頃から世の中に出始めたものでありますが、しかし業界の中での位置付けも曖昧で見向きする人も少なかったと言うのが実態です。

しかし、長期優良住宅やエコポイントと言う施策が打ち出されたおかげでこの性能表示の考え方が一躍脚光を浴びる事となったのです。もっとも考え方は脚光を浴びていますが、制度自体は如何なものなのでしょう。

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この考え方を礎にしたCASBEEと言う評価制度もあります。
CASBEEでは、住宅性能表示の考えを礎に環境面の評価をプラスしながら、主観的に評価できる部分と客観的に評価できる部分で構成されていて多少主観的判断でさじ加減を調整できるのも特徴です。

そして長野県では建設費の助成に対し、CASBEE評価によりあるレベルをクリアする事、県産木材を使用する事を条件としているそうです。

そして省エネ設計の技術書なるものが自立循環型住宅への設計ガイドラインと言うものです。こちらは初版から5年が経過したテキストでありますので照明器具の内容にLEDに関する記述は見当たらず、今後の進歩に追随すべく自己研鑽が必要となりそうです。