兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

創刊号

本離れが進み、どんどん廃刊となる雑誌がある中で新たに創刊される本もあります。

建築知識ビルダーズ

月刊誌「建築知識」の発行元が新たに工務店向けに発信した雑誌で、野池政宏さんが執筆を担当された項があると言う事で1冊手にとって見ました。

野池さんの執筆個所には未だ目を通せていないのですがリフォームについての記述で、部品交換型のリフォームをするのでは無く本質改善型のリフォームをしないと意味が無いと言う内容のようです。

ここからは私的見解ですが、リフォームには2種類あって使用により消耗、陳腐、劣化した個所を直す修復型、生活の不満を解消するためにこれまでのスタイルをガラッと変えてしまう改善型に分けられるのではないかと思います。

私共、設計事務所が関わる機会があるのは後者で、その機会に空間の変化を求めるとともに、きっちりと性能(温熱、構造、耐久、空気)を向上させる必要があると思います。

リフォームの場合、見える空間にだけコストが投資される訳では無く、見えない部分への投資が新築以上にその割合が高くなる場合もあり、それによってプランの変更、工事規模の縮小を余儀なく迫られる事もありますので予算の見極めは新築以上に重要です。

話しは、当誌へ戻りますが巻頭の特集は先日話題にした「(住宅)デザイン」と言う事で外観や内部のディテールの話しです。

もっとも、これはどの設計事務所もが、おそらくやっているであろう内容ですので設計事務所にとってはさして目新しさは感じませんでした。

やはりと言っては何ですが、業界的に見て実用的な内容の多い雑誌です。

日〇〇ー〇ビルダーと双璧を成す雑誌となるのでしょうか?