綺麗な木の家
てっきり中国上陸かと思っていましたが、手のひらを返したように急に東向きの進路を取り始めた、台風13号。
日本列島直撃?だけは勘弁願いたいものです。
そんな中、先日は「姫路的形の家」の選木作業で神戸まで
ウチで設計した家は木が綺麗だなあ、なんて仰って頂ける場合があります。
でも、特別に良い木ばかりを指定しているわけではなく、1等材と言う等級の並材が殆どです。
でも綺麗に見えるにはそれなりに下ごしらえをしているから他なりません。
柱、梁、フローリング、など全て同じ1等材であっても1枚1枚全部表情が違います。
それら全ての表情をよーく見て、どこに使ってあげようかと言う仕分けの下作業をしているからなのです。
大工さんにお任せではなく、設計者自らが動く事、現場と共通の認識や言語をもって監理にあたる事、それこそが、木が綺麗に生きた家づくりに繋がっていくのでは、と思います。
全ての材料に1通り目を通し上、並、下の3段階に仕分けした後、上材から行き場所を決める番付けを打つ
番付けを打ち終えた柱材の一部
手の込んだ料理同様、下ごしらえが出来上がりを左右します。