俯瞰で見る
住まいづくりに於いて俯瞰して 考えることが非常に重要です、と言う事を
既に何度か述べているのですが、
誤解を恐れずに言うと
時として、私共は住まい手さんの
言いなりにはなりません。
何故かと言うと、住まい手さんの言いなりに
つくってしまうと、
住まい手さんが後悔することになる事があるからです。
決して、いわゆる「作品」作りをしたいと言う事ではありません。
それはこれまでに完成したお住まいをご覧頂ければ
ご理解頂けると思います。
我々は、住まいを俯瞰してみる訓練を日夜、積んでいます。
住まい手さんは、その時だけ勉強して
おられる方もいらっしゃいますが、
三次元に物事を考える訓練を積まれている方は稀です。
よって空間がどのように展開するのか把握できずに
二次元で考えてしまっている事が多いのです。
ですので、Aの要望とBの要望で
矛盾してしまっている事もあります。
模型を作ったり、幾つもの断面を検討してみたり
予算、生活シーンの想像、太陽の動き、風の流れ、生活動線、
など様々な方面から住まいを考えないと設計は出来ません。
良い設計者は、決して「言いなりにはつくりません」
それは、住まい手さんのためを思っての行動です。
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