「筋交い」と書いて
又「筋違い」と書いて同じように呼ぶこともあります。
これは、耐力壁を構成する要素として
代表的な方法の一つです。
最近では面材と呼ばれる畳1畳大若しくは
それよりも少し大きな9㎜厚さ程度の板材で耐力壁を
構成する方法が普及していますが、
筋交いによる方法も未だ未だ健在しています。
筋交いとは柱と土台、柱と梁の取り合う交点同士を
結ぶように設けられた斜めの材料で、
筋交いの断面寸法により耐力壁としての
倍率(強度)や留めつけ方法が変わります。
斜めの材料ですので断熱材が入る外周部に
筋交いを設ける場合は、断熱施工不良と
なり易くなりますので施工上の配慮が必要となります。
又建物完成後にエアコンなどを設けることで
壁に穴を開ける必要が生じます。
その際に、一緒に筋交いを切ってしまったりすることが
無いように、設計図面で位置を確認したり、
筋交いスキャナーのような物で位置を特定し、
それを避けて穴を開ける必要があります。
後施工の場合、意外に筋交いを切ってしまうこと
多いいんですよ。
又、30~40年前に建てられた土壁塗り+焼き板仕様の
住宅では筋交いがショートしていることもあります。
写真の家では焼き板の張り替えの際に筋交いがショート
している事が発覚したのですが、本来赤の位置に入っているべき
でしたが、こちらでは緑の位置に筋交いが入っていました。
これでは筋交いによる効果はありませんよね。
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