イヌ、ネコ、ウマ、そして・・・
すいません、干支ではない事は明らかですね。
建築には動物の名前と関係のある名前が
時々登場します。
イヌ→犬走り
ネコ→キャトウォーク
ウマ→道具の名前で仮台などの足になる物を指します
でも、今日お伝えするのは、食べ物の名前?
と言いたい所ですが、実はそうではありません。
「ラーメン構造」と言う名前を聞いたこと、ありませんか?
ラーメンとは食べ物で無く、ドイツ語で額縁と言う意味だそうです。
柱梁で囲まれた、そのフレームがまるで額縁のように見えるから
そのような名前が付いたそうですが、実際に現場で
額縁のような光景を目にする機会は少ないのです。
何故なら、そこに壁がついてしまうためフレームとして
捉える前に構造体として捉えてしまうためです。
そして、そのラーメン構造の由来を示す構図を
良く示すのが今日、御紹介する東京駅丸の内側に建つ
「KITTE」と言う建物です。
外部では無く内部に一部保存された部分の写真ですが
東京中央郵便局の解体に伴う一部保存活用されたビル
とのことです。後から知った事ですが内装設計は
隈健吾さんとのことです。
額縁の向こうに見えるテナントや行き交人を観察していると
絵画の一部のようで楽しげに見えますね~。
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