部屋の中から自分の家が見える
えっ、そんなの当たり前でしょ。 って思われましたか?
所が、四角いプランの家に住んでいると部屋の中から自分の家を見ようと思うと窓辺に立つか窓から体を乗り出すかしないと見えないんですよ。
所が、この家はそんなことをしなくても、家の中に居るだけで、ソファに座っているだけで自分の家の外壁が見えちゃいます。
若しくは寝室から子供部屋が窓を通して見通すことが出来るのです。
そうなんです、この家のプランはへの字型とでもいいましょうか。緩やかな曲り家なんです。写真は、室内から撮ったものです。足場が撤去され、外観もすっきりとしました。
「部屋の中から自分の家が見えるのは贅沢な家だ」と言う言葉を聞いたことがあります。
何故への字型になったのかと聞かれると、「土地を読んだら、こうなりました。」としか言いようがありませんが、兎に角土地の持つポテンシャル、周辺環境、視線の抜け、方位などを読んで言った結果なのです。
ですから、計画前に、その土地に立つ作業が欠かせないのです。