抜き差しなる木造建築
「高台のピアノ教室のある家」も、先週末より再稼働し始めました。新しく来て頂いた大工さんは仕事に取り掛かる前に、綺麗に現場を掃除することに3時間掛けられたそうです。 お陰様で、綺麗な現場で気持ち良く打合せをさせて頂きました。こちらは先ず断熱材を抜き差しして再発進しました。
そして「古民家リノベ」も解体の段階を経て前に進む様子が目に見える段階に入りました。
進行できる所から徐々にと言う事になりますが、大きく間取りを触る工事ですので、所々の柱や梁を抜き差し、しないといけません。
しかし、そう言った事が可能なのも木造建築の長所なのです。
そんな抜き差しの第一弾が、次の写真です。赤く印を入れた位置には、元々柱がありましたが、梁で小屋束を受ける事で柱を抜き、その部分が通路として利用できるようになりました。
もっとも、どんな柱でも自由に抜けると言う訳ではありませんが、2階を設けなかった事が大胆に柱を抜けた事にも繋がります。もし2階があったなら、もう少し現在の柱位置に影響を受けたプランを検討していた事と思います。
さて、次の抜き差しは、この工事で最も目玉となる梁補強になる事でしょう。