概ね良好
先日、プレゼンテーションを終えた「(仮)高台の景色を生かしたピアノ教室のある家」ですが、その後ご連絡を頂き、模型などを眺めまわしながら「見れば見る程ええわ~」とのお返事を頂きました。 先ずは一安心です。
何せ幾多あった案の中から選び抜き、予算も照らし合わせてお勧めさせて頂いたイチオシでしたので、これがボツると今後の進展にも影響しそうな感じでしたからね。
と言う訳で、契約へ向けての準備と詳細設計へ向けての打合せが始まります。
過日、又別の方に設計料などについてのお話をさせて頂いたのですが、設計料とは単純に図を描いてナンボの仕事ではありませんし、間取りさえ決まればその他は自動的にソフトが描いてくれる訳でもありません。
出来上がってしまえば数枚の図面ですが、その数枚を完成させるために、様々な角度から、居住環境、法令、ご要望、ご予算、省エネなどの諸条件を満たすための模索を繰り返し、練りに練った結果がオンリーワンの住まいを生むのですから、最初の1歩こそが命と言っても過言ではありません。そして、そこをベースにして細かな部分をどうしたいのかが決まっていくのです。
たかが図面に高い料金を払うなんて信じられない、と言った風潮は地方ではまだまだ根強いのかもしれませんが、そこに費やされている時間の概念が講じられず単に高い安いで物事が判断され、そこには心を豊かにするための空間づくりと言った中身が抜け落ちているように感じます。