トライしてみよう の続き
前回は、多面的に評価してみます、と申し上げましたので、如何にも、その評価が後付けのように思われた方がいらっしゃるかも知れません。 しかし、この評価は後付けではなくて、パッシブデザインと言う手法を意識して設計した建物を評価しますので、何も意識せずに設計した建物を評価するのとは、自ずと結果が違ってきます。
例えば、1年の内、半分ほどの月の光熱費が、4000円程度で済んだら、如何ですか?
この先の電力需給事情によりもしかしたら難しいチャレンジとなるかもしれませんが現段階では、暮らし方や考え方の工夫もプラスして、これが実現している、ご家庭もあります。(特別な設備機器の導入はしていません)
我々の求める結果はそこだけではありませんが、住まわれている方にとっては嬉しい結果だと思うのです。
そのためには、気象学やちょっとした物理の知識を擁するのですが、そんなに難しいものではありません。
だって、それは現象なのですから。
こうすれば、こうなると言った現象を予測する事がまず大事で、その裏付けの作業が前述の事前評価に値します。
そして、結果と事前評価を比べる事で、又改善点を見出す事が出来ます。
これ作業量が多いので、大変は大変なのですが、根気と集中力の事務ワークですので、以降の全ての新築案件に導入を予定しています。
リフォーム案件への評価は、ケースバイケースで対応させて頂きますが、設計段階で目指すべき方向には変わりありません。