徳島紀行 その2
そんなこんなで、予定滞在時間を1時間ほどオーバーして平井製材所さんを後にし、この日最後の立ち寄り予定先へ向かったのでした。 最後の立ち寄り先は、四代目指物師 富永 啓司 さんの作業場 K’s craft
指物(さしもの)とは釘や接着剤を使わずに木と木を繋ぎ合わせたり、組み合わせたりし、建具や家具、調度品を作成された物の事だそうです。
その由緒ある伝統的な肩書きに失礼ながら、さぞ職人気質な方を想像していたのですが、なんのなんの気さくな方ですっかり楽しい時間を過させて頂いたのでした。
実は、この方には「集う家」の内障子を御世話になっているのですが、ご本人曰く、一番大きな目立つ内障子よりも玄関先に設えた小さな障子を見て欲しかったと言う事で、我々の見ている所とご本人の気になられていた所の違いに仰天したのでした。
又ご本人曰く、キッチンが一番好き、と言う事で見せていただいた過去の作品のバリエーションも多種多様。設計や趣旨に応じ対応していますと言う事でした。
さて、すっかり御世話になり徳島を出発したのは午後8時。
今回の徳島訪問で得たもの、事は非常に大きかったのですが、一つ面白い制度をご紹介します。
住まい建築の際に、徳島すぎの家ウッド通貨モデル事業 と言う制度を利用すると 木材の利用量に応じ、指定木製品と交換できるそうです。
利用するに当たって、制限もありますが興味のある方は一度詳しくお調べ下さいませ。