木を隠すなら森の中
物を隠すなら同じような物の中に紛れ込ませ
る方法が最適であると言った意味で使われる
言葉ですが、凶悪犯が逃げるには人が沢山居
る都会に潜入する方が見つかり難いと言った
ことを表現する場合に使われるのが、この
「木を隠すなら森の中」の言葉です。
しかし、先日行った造園屋さんの畑は本当に
木だらけで、さきほど目星をつけた木から一
旦離れて違う木を見てる内に、目星をつけた
木がどれだったっけ?と慣用句でなくて、本
当に言葉通りのことが起こりました。
上品な立ち姿の木々は割と個性を感じること
が出来ずに多くの中に紛れてしまうのですが、
特徴のある木は、その特徴が印象に残るので
再度見つけ出すことが容易でした。
世の中に五万と居るライバル会社達との差異
をどのように打ち出し、違いを見せるのか?
いわゆるブランディングとの共通点をここに
も見出すことが出来ます。
特徴のある樹形になるのか?美しい花を咲か
せるのか?強烈な匂いを放つのか?毒々しい
樹皮になるのか?目立ち方は様々ですね。
当事務所も多くの皆様に見つけていただいて、
とてもありがたいことです。そして、そのご
期待に今後もお応え出来るように日々精進を
積み重ねて参りたいと思います。
と言う訳で、同じ種類の木の中からお気に入
りの1本を探す作業は、こんな畑の中で行わ
れました。
これだっと目をつけた木は既に先客が居て、
購入者の名前が書かれた札が巻かれていま
した。それも1本だけではなく、違う樹種
でも同じように先客がいました。
良いと思える物は他の方も同じように良い
思っています。タイミングを逃すともう買
うことは出来ないかもしれないので、良い
と思った時に手を打つことが大事なのかも
しれませんね。