仕口モックアップ
出てきました、仕口モックアップが
「何それ?」ですよね
仕口(しくち、又は、しぐち)とは構造部材が直交する部分の
加工のことを指すのですが文章で書くよりも
実際の写真を見て頂く方が早いですね。
こんな感じです。
この仕口は、大入れ蟻(掛け、又は、落し)と呼びます。
縦方向に入っている材料の先端が
逆三角形になっていますが、
これを蟻の頭に見立てて付けられた名前です。
建築では動物の名前を採用した名前が割と多いんです。
そして、材料の中心に何か書いてありますが
これ数字の「2」のように見えますが
そうでは無くて、芯の合い印と言って
材料の芯であることを示す印です。
で、これ約20年近く前に、道具の使い方や刃の研ぎ方などを
教えて頂いた後に実際に刻んでみましょう!と言う事で
私が墨付けをして刻んだものですので、
きちんと入り切っていません。
そこは素人なのでご愛嬌と言う事で
分解すると、こんな感じです。
これは、1回同じ物を刻んだ後の
2回目の物だったと記憶していますが
今、同じことをしろと言われても多分、
ここまでは出来ないと思います。