兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

安全は当たり前でない

冬至ですね

今日を境に又、日が長くなる

寒さは一段と厳しくなりそうですが

季節は巡っています。

所で「4号特例」って、ご存知ですか?

皆さんが住んでいる家も、

殆ど該当しているはずです。

もっとも、3階建て住宅は該当しませんが

2階建てまでなら、よほど大きな家でない限り

該当します。

これ、何かと言いますと

建築士の設計した4号該当建築物なら

建築確認申請では構造の審査はしませんよ

と言う特例があるんです。

確認申請とは建築基準法に従った建物であるかどうかを

第三者の審査機関で審査してもらう書類の事です。

審査機関での審査が無いと言うことは

安全性の確認は建築士に任せると言うことです。

国では過去に、この特例を廃止しようと言う

流れがあったそうですが、

いつも大きな動きが決まりかけては

なし崩し的に、妥協したような法案になり下がる

この国のシステムもどうかと思いますが

とにかく何らかの圧力によって廃止はされていません。

じゃあ、その建築士が安全性を確認しているんだろう?

と思うでしょう?

所が実態は、建築士それぞれに、お任せなんです。

時々、雑誌で見かけるような建物も

これどうやって壁量(安全性)を担保出来ているの?

と思うものがあったりします。

日本人って一部上場、有名である、新聞やマスコミに出ていた

と言った権威に弱い部分があるのですが

その権威を信じると実は危うい事もあることを

知って頂きたいと思います。

Narito Ashida