今竹七郎展
前回、大谷美術館へ行った話でしたが
今回は、その展示のお話です。
今竹七郎さんの展示があったのですが
それが目的で寄ったわけでは無く
地図を見て「大谷美術館」って、
どんな所なんだろう?
と思ったのがきっかけなんです。
で、行ってみて展示が面白そうなら
入ってみよう、面白くなさそうなら
建物だけ見て帰ろうと
何とも、今竹さんのファンには
失礼なお話で申し訳ないのですが
結局、面白そうだったので
展示も拝見することにしたのです。
今竹さんは西宮で生まれ育ち
大丸や高島屋でデザイナーとして
勤められた後に独立し、
事務所を立ち上げられたそうですが
誰もが知る多くのデザインを残されています。
前回も書きましたが
南海ホークスや関西電力
輪ゴムのオーバンドの箱のパッケージデザイン
メンタームやメンソレータムのデザインなどが
その代表作のようです。
今竹さんは学校でデザインの勉強を
学んだわけでは無く、同時代に活躍していた
デザイナー仲間とは異なる道で
この職業に就かれたそうです。
そのことを、マイナスに捉えず
逆にバネにして自分を高め、
多くの実績に結び付けている姿は
建築家の安藤忠雄さんにも重なって
見えます。
百貨店デザイナー時代の作品も展示が
ありましたが、人の顔を描きながら
片目しか描いていないんですが
何故だか可愛らしい作品が多くあり
深く印象に残りました。
ここには、その写真は載せていませんが
12月6日まで開催されているようですので
興味がおありの方は是非、お寄りください。
「どこの誰だか知らないが、そのデザイン! 誰もがみんな知っている」
が、キャッチフレーズのようです。
月光仮面ですね!