兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

災害に備える住まいづくり その5

前回は、「水害」に備える話をさせて頂きました。

今回は、「台風」に備える話をさせて頂きます。

台風が起こす風による影響は、昨今ニュース映像などでも

多く流れていますので、より説得力がありますね。

例えば、昨年の大阪で起こった台風被害では

家の屋根の鉄板がめくれあがって、

風で飛ばされる映像はとても印象に残りましたし

足場が崩れていく様などは、とても身震いしました。


風であんな大きな物が飛ばされる訳ですから

窓ガラスが割れると危険だし、怖いですよね。

まずは大きな窓ガラスを守るために雨戸を

設けておくことで、

ガラス被害の可能性を下げることが出来ますね。

しかし、コストのことも考えると全ての窓に

設ける必要はないと思います。

小さな窓や風が強く吹き付けない面が

既に分かっているなら、

そこには必要ないのでは無いでしょうか?

念には念を入れたい方は全ての窓に付けても構いませんが・・・。

最もデザインに拘るのなら、雨戸を設けることで

見た目が崩れます。

特に窓の上にシャッター式の雨戸が付く場合、

シャッターボックスが見た目を崩します。

我々もメインの部分にこのような物が出てくると

極力、隠したくなるのですが

当方の過去の実例では、横にスライドする従来からある雨戸の場合

戸袋部分を木で覆うことで外観を特徴づけることを兼用させた

ことがあります。下写真がその実例です。

黒い板の中に雨戸が格納されていてます。

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この実例は防犯目的も兼ねていたのですが、

大きな窓を台風から守るための一例です。

台風に備える話は、未だ他にもあるのですが

長くなりそうなので、続きは次回にさせて頂きたいと思います。

次回もご期待下さいね。




Narito Ashida