ピンクと黒
そろそろ、年末についたお餅にも飽き始めた頃でしょうか?
保存状態にもよりますが、青いカビやピンクのカビが出始める頃かもしれません。
でも今回は、その話では無くお風呂に付くカビのお話です。
専門誌を読んでいて出て来た記事からの引用になりますが、自らも覚書として記しておきます。
お風呂につく黒カビの原因は入浴時に人の肌から剥がれ落ちる角質がカビ菌の栄養源となり発生するそうです。
黒カビの菌には沢山の種類があるそうで一度には退治できないとのことです。
しかし繁殖の原因となる角質を無くせば一網打尽に出来ると言うことで、
お風呂の床掃除機能を備えた商品をTOTOさんから発売されるそうです。
又ピンクの汚れは、水道水に極微小量含まれるメチロバクテリウムと言う細菌だそうです。
これらが床に住みついてコロニーを形成するとピンク色になるとのことです。
それらの除去も先の製品により、可能となるそうです。
記事からの引用はここまでです。
何故、この記事を取り上げようと思ったかと言いますと、私共では通常のユニットバス以外に
木でお風呂の壁や天井を仕上げることがあります。
木でお風呂を作ることで、腐りはしないか?との質問を受けることがあります。
これには使用後の換気が大事なのですが、幾ら換気をきちっとしていても、10年目頃になると、やはり木の表面に黒いカビが出始めました、と言う連絡を頂いていたのです。
10年もすると木の持つ抗菌作用もかなり劣ってくるのかもしれません。
そこで、色々試すのですが、結論としては、薬品によってカビを落すか粗治療ですが削り落とすなどになります。
しかし、黒カビの原因が角質だと言うことが分かれば、それに対処するための予防策を考えることが出来るのではないか?と思った次第です。先の商品と同じように角質が残らないように洗うしかないかもしれませんが、木ですので洗って乾かすために換気することも大事ですね。
写真は、今日の記事とは直接関係するお住まいではありませんが、木の壁と天井を貼ったお風呂です。