丹波山地の微小地震活動低下
先日、新潟において再び比較的大きな地震があったそうです。(気象庁の発表では先の中越地震とは別の震源との事です。)
今日はいつもの住まいづくり通信ではなく趣をかえて先日ラジオで耳にしたちょっと気になる地震に関する話。
車で移動する時は出来るだけニュースが聞きたいので、AMを聞くようにしています。お気に入りは毎日放送ですが、そんな中、「丹波山地での微小地震活動が低下している」と言う話に反応してしまったのですが、最初は単に丹波と言う言葉に反応しただけの事でしたが、よく聞いてみると近畿地方全体に関する不気味な内容でした。
京都大学防災研究所地震予知センターでは大阪府北部から京都府中部、琵琶湖西岸にかけての丹波山地での微小地震活動の低下に着目し大きな地震に対し警戒しているそうです。
大きな活断層ではなく、小さな層が沢山密集しているこの地域では微小地震が活発な地域でありデータの収集もし易い地域だそうです。所がこの所、その活動が低下していて、同じ傾向が阪神大震災以前にも起こっていたそうで、同じ傾向にある、この活動低下を懸念しているとの事。低下すると言う事は地震エネルギーをため込んでいる状態で、これらが一気に噴出すると大きな地震となり、また大惨事をもたらす可能性もあり恐い。微小地震が起こると言う事はいわゆるガス抜きの状態だそうです。
地殻レベルではどこもが繋がっていてもおかしくない近畿圏、今度は何処で起こるかと言う予知は非常に難しいし、不安をあおるような事は出来ないので、研究者にとっても慎重にならざるを得ないそうで、個人レベルで対策を講じておく方が良いかもしれませんね。大きな家具の固定、避難グッズの用意、連絡方法等、今一度ご家族で話し合ってみてはいかがでしょうか?