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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

CASBEEで評価する

「省エネ設計の礎」のエントリーの際に紹介しました、CASBEEと言う建物の評価手法ですが、まだまだマイナーな物かもしれません。

それ以前に評価手法にメジャーとかマイナーとかあるのか?と言う話しになるかもしれませんが、一部の自治体ではある規模以上の建物を建築する際には、この手法により建物を評価しなければならない義務を課している所もあります。

しかし導入しているのは未だ、ごく少数の自治体でしかないために、もしかしたら業界の中でもこの評価手法を詳しく知らないと言う方もいらっしゃると思います。

「建築物総合環境性能評価システム」と言うのが正式な呼び方ですがCASBEE-新築、CASBEE-既存、以下CASBEEは省略します。-改修、-HI(ヒートアイランアド)、-まちづくり、-すまい(戸建)と建物の種類などに応じた各種の手法があります。

この中で昨年、評価員試験を受けたのがCASBEE-戸建 です。
試験といってもテキストの持ち込みありなので2~3通りテキストに目を通しておけば通るようなものです。

で、この手法で住宅の評価をした所で、関西では今現在は何の特典もメリットもないのですが、建物のライフサイクルの中でどの程度二酸化炭素の排出抑制に貢献できるのかと言った判定項目がある等、環境設計を心掛ける住まいの、どの性能が高くて、どの性能が低いから今後の取り組みの中で、どの部分を強化すべきかと言った事が何となく見えてくるので中々面白いんです。

で、先日現在進行中の物件やこれから動き出す物件の評価をしてみた所、いずれもA判定となりました。

S、A、B+、B-、C と5段階ある中で上から2番目の評価です。
評価項目中の2項目が平均よりも少し低めなので、その部分が上がればSへ近づくのでしょうけども・・・。

また今度シミュレーションしてみよう。