物の多さが家を駄目にする
先日、マンション調査の第二弾が始まった話をしましたが 第一弾も含め相対的に言えるのが
物の多い家は家の傷み具合もそれに比例している
そのような傾向が見られます。
調査は1階の住戸だけですが
築40年以上の古いマンションで、
基礎こそコンクリートですが1階の床組は木です。
即ち、戸建て住宅と同じ構造になっています。
しかも今はベタ基礎と呼ぶ床下一面コンクリートが
打ってある構造ですが、ここは違います。
床を開けると土が見えます。
布基礎と呼ぶ構造の戸建て住宅と同じような恰好です。
床下は、普段住人さんが見る事は殆どありませんが
覗いてみると物の多い家ほど見えない部分の傷み具合が
進行している傾向にあります。
物が多いと荷重が重いと言うのもありますが
物が多い、即ち空気の流れが悪いため、床上の湿度なども
そのまま床下に伝わり、床下の木を傷めていると言う構図
ですね。
実は、これマンションに限らず戸建て住宅にも言えます。
最近の住宅は高断熱高気密化し基礎断熱の採用などで
床上も床下も同じ熱環境が作られます。
従って、物の多いお住まいは尚更気を付けて頂く
必要があるのではないでしょうか。
物を少なく、シンプルに暮らすことは即ち家の寿命にも
関係すると言う一説、あながち間違いではないはずですよ。
皆さんも、物を減らしてシンプルな暮らしを心掛けて下さいね。
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