カラフルな図面
木拾い(きびろい)と言う作業です。
材料の断面寸法や長さごとに色を変えて
この断面、この長さの材料が何本必要か
と言う情報を表にまとめるための作業です。
建物の形状や規模によって、この作業非常に
複雑さが増します。
その場合、色が付いてない材料が拾い漏れている
事になります。
プレカットと呼ぶ機械で材料の加工をする場合
プレカット側で、このような作業をしてくれるのですが
私共の住まいづくりでは、木を見せる家です。
構造体が即ち意匠として見えてくるために
プレカット任せにしてしまうと、プレカットに都合の良い
組み方にされてしまいます。
そうなると木組みが美しいとか、そのような事は
二の次になります。
木の家が木の家たる所以は、構造体を美しく見えるように
組むことにあります。
よって、図面の段階で木が組まれた状態を想像して
組み方を考えておかねばならないのです。
写真の物件の場合は、矩形の単純な平面ですので
作業としては、そんなに複雑にはなりませんでした。
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