古民家とインバウンド需要
先日、村の役員会合に出席しました。 会合の前に、市から責任者がお見えになり
村にあった俳人、細見綾子さんの暮らした家
の利活用についての説明がありました。
こちらの家は、歴史ある建物ですが既に市に寄贈され、
運営については市が請け負う形になっています。
しかし、未だ正式に運営方針が固まっていないようで
説明の中で出てきた言葉が「インバウンド」と言う言葉
インバウンドとは外国人観光客を目当てにしたもので
お隣の篠山市では沢山残る古民家を宿として利活用されていて
好況の様子です。
只、「古民家=インバウンド」と言う発想で利活用を
進めても、バックボーンと呼べるものが無いと人は来ません。
篠山や朝来には大きな城跡や古い街並みが残っており
人を呼ぶためのポテンシャルがあります。
古民家を宿にと言う流れで同じように勝負を挑んでも
勝負は見えています。
そして、そこには「俳句」と言うキーワードを見出せません。
折角、「俳句」と言うポテンシャルを持つ建物なのですから
何故、それをキーワードに利活用すべきと言う発想に
ならないのか、疑問に思いましたので発言させていただきました。
国が観光立国日本と言う言葉を掲げてはいますが、それも一時の
ブームではないでしょうか?
いつまでも外国人観光客を頼りに出来るかは分かりませんしね。
建物にも興味はありますが、あくまでもソフト面での提案と言う
ことで、どこまでその提案に興味を持って頂いたのかは疑問ですが
他所と同じようにやっていても、後発が先に取り組んでいる地域に
追いつくことなど出来ません。
であるなら、折角あるポテンシャルに目を向けて、違う道で
進む方がより勝機を見出すことが出来るのではないでしょうか。
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