兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

思いもかけず

新築と違いリノベーションの現場では当初の予定通りに物事が進まないこと、多々あります。 その度に臨機応変な対応が求められる訳ですが、こちらの現場でもそのようなケースが発生しています。

しかし、そうのようなアクシデントが思いもかけず、良い方向に向かうことがあります。

その一つが、次の写真です。

外縁

これは、元は住いの内部であった場所、要素を差し引いていくと、このスペースは屋外でもいいなあと思いました。

構造上、正面の柱を抜く事が出来なったために、このスペースの用途が決まりました。

写真の右手には畑が広がります。奥に伸びたこのスペースにはスノコの床板を敷いて、外縁になる予定です。

外縁に腰掛けて、畑を眺める。長閑なスペースが思いも掛けず出来ました。

プレゼン時から変わっていないのは、外縁の右手土間部分、ここがお坊さんに通って貰う通路になると言うことです。

即ち、写真の手前には御仏壇のある部屋があります。

次の写真は、前回「びっくりサイズ」のタイトルで紹介させて頂いた戸当りです。

養生してあるために木の様子は分かりませんが、外寸で約30cmある私の靴を置いてみました。

それよりも大きいサイズであることが分かりますよね。ご自宅の玄関戸の枠とお比べ頂くと、如何にごっついかがお分かり頂けるのでは無いでしょうか?

ごっつい材料