骨組みが露わになりました
前回の着工式を終えた現場は、その後、骨組み確認のために天井の解体をお願いしていました。 すると読み切れなかった構造体が徐々に見えてきました。全体解明とまでは行きませんでしたが、おおよその見当はつきます。
他に比べ、やけに天井が低くなっている箇所は、後で増築したであろう事が判明しましたし、後で入れ子状の間仕切りを追加した事も分かりました。
写真は右から下がってきている垂木に新しい色の垂木が添えられています。同じくその継ぎ目で野地板の色も違います。右側の丸桁の底が白くなっているのは腐朽菌ではなく、天井材などを剥した跡です。この半間分は後から増築したので間違いないでしょう。
そして次は続き間和室の天井を剥し、ダイナミックな構造体が露わになった所です。太く長い材料がふんだんに使われています。
投げ掛け梁、こんなダイナミックな組み方、学生時代の課題で見かける程度となりましたが、この地域にはまだまだ、このような古民家が沢山あるそうです。