山の状況確認
豪雨災害のことばかりになりますが、伝えない訳にはいかないと思い、今日見てきた事をお伝えします。 今回は福知山(街型災害)、丹波(山型災害)でしたが、これは日本のどこにでも起こりうる事と思います。
今日は、朝8時に村の役員が集まり、当村の山の様子を確認に行きました。
その山と言うのは、今回被害が酷かったとされる市島町の地区と大きな山を挟んだ反対側に当たります。
地図の上側の赤丸が福知山中心市街地、下側にある赤丸は丹波市市島町の被害が酷かったとされる地域、緑が当地域に該当し、オレンジで囲まれたエリアでは相対的に被害が大きかったとされています。
オレンジから外れてはいるものの、全く被害がなかった訳ではなく、24件の床下浸水が発生し、河川の護岸崩壊や山からの土砂流出も多少は出ています。
今回、訪れた山は当地区の林野管理組合が管理する山であり、本来なら管理組合だけで対応される予定でしたが、あまりもの酷さに役員さんにも見ておいて欲しいと言う事での確認でした。
普段なら四輪駆動車で問題なく通れる林道ですが、道がえぐられ、川底を浚えた大きな石が林道まで流れ込み、コンクリート製のヒューム管もむき出しに、例えが不謹慎ですが、まるで何かのアトラクションであるかのような道なき道を1時間ほど登り、7合目くらいまで進んだ所で下山しました。都合2時間少しの状況調査でしたが、又大雨が降れば今度は山や川、強いてはその下流域にある当村にこれらの流木が流れ込み大きな災害を招きかねないと言う状況でした。実は山の上の方は10年ほど前の台風23号の時にも大きな被害を受けていたそうですが、予算不足から手が付けられずにそのままになっていたそうです。しかし、地域単位で対応するにはあまりにも大きな課題です。どうすればいいのか、私には考えも及びませんが、出来る事から考えていきましょうと言う事でした。