「話す」の次は?
さて、新年最初のエントリーで、草野仁さんの「話す力」を手にした経緯などを軽く紹介させて頂いた訳ですが、「話す」だけが「伝える」と言う行為ではありませんよね。 人の話を「聞く」事も重要
我々の仕事は、建築家の考えを一方的に押し付けて成り立っている訳ではありません。
住まい手の考えを聞きつつより良き道を探る、住まい手が何を思い、何を考え、何に困っているのか、まず耳を傾けて「聞く」=ヒアリング と言う行為があって次に、プレゼンテーション と言う段取りで進みます。
ですので、まずこちらの本を先に読むべきだったのかも知れませんね・・・。
阿川佐和子さんの「聞く力」
昨年のベストセラー本の1冊と言う事で既に読まれた方も多いと思います。
失礼な言い方をすれば、何故この本がベストセラーなのか?とは思ったのですが
悪い意味では無くて男性に無い、力みの無い表現は断言的表現も少なく飾り気の無い言葉で時折話が脱線し、ひょうひょうと書かれて凄く読み易かったです。
テレビで拝見する親しみ易そうな阿川さんのキャラクターが直ぐ紙面の向こうにいるようなそんな感覚が新鮮でした。
そんな点が読者の共感を得ているのかなあ?と思えた1冊でした。
さて、今年の読書ペースが凄く速いのですが、元々本好き少年だったある時、とても難し過ぎる漢文の本に背伸びをして挑戦して撃沈。
以来、急に遅読人間に成り下がってしまいました。
しかし、空白の30数年を過し又回復基調、読める時に読む事を忘れずに続けたい今年です。