太陽光発電
近所の方も我々も誰が事業主かは分かりません。
ある日突然、竹林が切り倒され綺麗に整地されたかと思えば、このような施設が出来てきました。
近頃流行の休耕田の有効利用さながら、遊休地の有効利用と言った所かもしれません。
が、ここの日照時間の短さと言ったら、地元の方なら誰でも分かるのですが、冬は霧が出たりで朝は10~11時頃になってようやく陽が射し、午後は西側の高い山陰に入る為に14時頃にはもう、敷地全体がほぼ日影になります。つまり年間の1/3~1/4の期間、1日の日照時間がこの程度で経過する事となります。
太陽光パネルの特性としてモジュールの一部でも影に入ると、そのモジュール全体が発電しない、即ち効率はウンと落ちると言う特性があります。
ですので電線の傍とか、ご近所の建物の影の影響受ける場所などでも気をつける必要があります。
そして、ここの所の雪でこのパネルの低い方には雪が積もったまま3日ほど根雪になっていました。
こう言った条件の悪い場所に無理に太陽光パネルを設置するよりも、同じ太陽を利用するなら太陽熱を利用する方がよほど高効率となりますし、安価にあがるのですが、如何せん家が建っている訳でもないので熱利用しても使う人がいなければ意味がありませんね。
あと、数百メートル南へ行けば、山陰の影響を受けない日照時間の長い田んぼが沢山あったのですが・・・
地元では「何でここなんや?」と皆が口を揃えています。
太陽光発電は日照条件の良し悪しで初期投資の償還期間が左右されますので、皆さんの、お住まいや自治会などでも、流されずによーく、その地理や周辺状況をご判断下さいね。