住まいづくりを振り返る その1
明日で5月も終わり、いよいよ梅雨入りでしょうかね? さて、タイトルにありますように、「ありがとうの家」住まいながらの見学会に向け、何度かに分けて、もう一度こちらの住まいづくりを振り返ってみたいと思います。
今回は、その1回目。
出会い~敷地確認の頃のお話を
初めて、こちらのご夫婦にお会いさせて頂いたのは2011年1月の事でした。
土地探しから始められていて、丁度お目当ての土地を決められた直後でした。
「寒いのが苦手」で、それを克服すると言った大きなテーマがありました。その他にも細かいご要望をお持ちでしたが全体を鑑みる中で調整を付けられるのではないか?と判断しましたので、まず最も大きなテーマをクリアすべくスタートしたように記憶しています。
プランニングスタートに当り、まずは敷地拝見と、初めてお会いした、その足で現場に向かいました。
しかし、冬の夕暮れは早く、現場への到着も予想外の車の混雑で、夕闇せまる頃となりました。
ご覧のような状態で、写真を撮るにもフラッシュ無しでは写せない状態でした。
しかし、周囲には直ぐ傍にお隣の家々が建ち、そろそろ夕食の支度を始められているであろう時間。
フラッシュをピカピカ光らせながら写すのにも気を遣います。写真撮影は最低限度に済ませ後は、頭へインプット。
再び、日を改めて確認させて頂いたのでした。
その様子がこちらです。
写真に向かって右手が南です。(即ち、道路はこの敷地の西面になります)そして南側隣地は当敷地よりも1.0m程地盤が下がっていて、採光上ラッキーな状態でした。
そして、もう一つラッキーだったのは北側斜線、自敷地の北側の境界線(写真では向かって左手)から一定高さと勾配の範囲よりも建物は一切はみ出してはいけない(つまり北側隣地の南面の採光条件が整うように定められた)法規制によって採光環境は確保されたと言えます。
このように、寒さを克服するために最も必要である「陽射しを直接確保する」要件は満足し得るであろう事が確認できたのです。
と、敷地確認編は、ここまで。(因みに写真に写っている建物は解体前に建てられていた住まいで、買主負担で解体する事を条件に土地を入手されました。)
次回は、プランニング編。当時、プランニングする上で考えた事を振り返ります。