やるなあ、中学生!
浮世絵の世界の続編
浮世絵を見た帰り、受付カウンターの直ぐ横では近隣地域の中学生の夏休みの自由研究かどうかは分かりませんが、その成果がひっそり展示してあったのですが、そこで目に留まったのが葉書を使った、たわみ実験です。
なんでもその子の家が地震に強いと言う事を母親から聞いた事からヒントを得て、やってみた実験だそうで葉書を台と台をまたぐように、すなわち葉書を小川に渡された一本橋のような状態にしてその葉書の上に10円玉を積み重ねて行き何枚で葉書が落下してしまうかと言うような実験ですが、葉書を数枚、平に重ねてみたり一枚の葉書をハリセンをつくる様に折り曲げたり、ボックス型に加工して、さらにその中に座屈防止の為の材料を挿入してみたり、とバリエーション豊富な1本橋の上には10円の山が積み重なり何百円になっていました。
この中学生はこの年齢で感覚的に力学を学んでいるのですね。そう力学って数字も大切だけども、もっと大切なのはこの感覚的な発想なんですよね。この柔軟な発想こそ本当の構造家に求められる資質の一つかもしれません。